問題16 介護支援専門員基本姿勢 第22回試験【ケアマネ試験対策講座】

第22回本試験解説

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介護支援分野
問題16:担当する利用者に対する介護支援専門員の基本姿勢として、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1 心身機能が一時的に低下した場合には、利用者の状態にかかわらず、介護保険サービスを区分支給限度基準額まで活用するよう勧める。
2 利用者の自己決定を尊重するため、求めがなければサービス利用に関する情報提供はしない。
3 利用者が認知症のため自分の意向をうまく伝えられない場合には、その意向を推し測り、利用者の尊厳が保持されるように努める。
4 特定のサービス事業者に不当に偏ることなく、公正中立に支援する。
5 利用者と家族の意向が一致しない場合には、家族の意向を優先する。

解答・・・3,4

介護支援専門員の基本姿勢の問題ですね。
ケアマネさんは利用者さんを支援するにあたって、次にあげるような「基本倫理」と「基本視点」を持って支援しなさいよ、とされていますね。

ケアマネ基本倫理5
1:人権尊重
2:主体性の尊重
3:公平性
4:中立性
5:社会的責任

ケアマネ基本視点4
1:自立支援
2:ノーマライゼーション
3:QOL
4:障害発達

こうなっています。
基本倫理の主体性の尊重というのは、利用者本人が適切な判断のもとで自己決定ができるように、必要な事柄はしっかりと伝えてあげることが大事だということですね。
公平性や中立性というのは公平中立ということですが、例えばサービスが特定のものに偏るような支援をしたりとかしてはいけませんよということだったり、事業者や家族と利用者さんとの間で食い違いや意向の相違があった場合なんかでも、どちらか一方の肩を持つのではなく、中立な立場で支援をしなさいよということです。
社会的責任というのは、介護支援専門員というのは良き隣人や友人という位置付けではなく、社会的な責任を負う援助者であるということで、それを踏まえて支援しなさいということです。

基本姿勢の項目にあるノーマライゼーションというのは、高齢の方も若いかたも子供も、障害のあるかたもない方も、みんなが平等に生きられる社会を作りましょうということです。
あと、生涯発達という視点ですが、たとえ高齢になろうとも人は生涯において成長、発達するものだという視点です。高齢になったから役に立たないのではなく、生涯発達という視点を持って利用者さんを支援しなさいということですね。

このあたりのキーワードの意味合いも含めて押さえておくといいかと思います。

では、問題を見ていきましょう。
1 適切でない。心身の状態が悪いからといって、区分支給限度基準額いっぱいまでサービスを使うというのは、公平性や中立性という点からおかしいですね。

2 適切でない。利用者さんが自己決定できるように必要な情報は提供しなければなりません。主体性の尊重の姿勢が欠けていますね。

3 適切である。これはその通りです。人権尊重という姿勢で支援できています。

4 適切である。設問の通りです。

5 適切でない。利用者と家族の意向が一致しない場合においても、どちらか一方の肩をもつのではなく、中立な姿勢で支援を行うことが必要です。

解説は以上です。

動画解説はこちら
https://youtu.be/azLABZgktRI




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