第22回本試験解説

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保険医療分野
問題37:検査について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1 血清グロブリンは、栄養状態をみる指標として最も有用である。
2 脊椎の圧迫骨折で身長が低くなると、BMI(Body Mass Index)は、骨折前と比較して高くなる。
3 血中尿素窒素(BUN)は、肥満の程度を示す。
4 24時間心電図(ホルター心電図)の検査中は、臥床している必要がある。
5 C反応性たんぱく質(CRP)は、感染症で高値になることが多い。
解答・・・2,5
1 適切でない。栄養状態の指標といえば、
①体重(BMI)
②血清アルブミン値
③上腕三頭筋皮下脂肪厚です。
2 適切である。BM I値は、体重k g÷(身長m×身長m)で求めます。
18.5以下でやせ、25以上で肥満です。
脊椎の圧迫骨折で身長が低くなると、割る数が小さくなります。割る数が小さくなれば答えは大きくなりますから、身長が低くなると、BMI値は大きくなります。
3 適切でない。血中尿素窒素は、体の中の老廃物の一つです。
この値は、腎機能の指標に用いられます。腎臓は、身体に必要なものと必要でないものとを仕分けるフィルター機能の臓器です。
腎臓の機能が低下すると、
必要でない老廃物を体外に出せなくなる、
必要な栄養(タンパク質など)を出してしまう
という状態に陥ります。
腎機能の指標といえばクレアチニン値と尿素窒素です。
これらの血中の値が高いと腎機能低下を疑います。
4 適切でない。24時間心電図(ホルター心電図)検査は、日常生活をしている時の心電図を計測します。なので、臥床している必要はありません。
5 適切である。C反応性たんぱく(CRP)の値は、炎症と組織崩壊で高値を示します。
感染症やガン、関節リウマチ、膠原病、心筋梗塞でも高値になります。
解説は以上です。
動画解説はこちら
https://youtu.be/q2w6zD9CCjI
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