ケアマネ試験を突破するためにはコツコツ継続が大事
財政安定化基金について、次の記述は正しいか誤りか答えよ。
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問題:資金の貸付けを受けた市町村は、貸付けを受けた
計画期間の終了年度末に一括して返済しなければならない。
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………
……
…
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答え:誤り
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財政安定化基金というのは、
介護保険verの銀行のような所です。
市町村の介護保険財政における財政不足の時に必要な資金を貸してくれたり、「あげるよ」といってくれたりする所です。
財政安定化基金のポイントは4つです。
⓵設置
②財源
③貸付・交付
④返済
こうなっています。
それぞれ見ていくと、
⓵の設置、これはどこに設置されるかということですが、
都道府県になります。市町村の財政を助ける役割になっていますので、自分で自分を助けるというのもおかしいですね。
そういうイメージで押さえるといいかと思います。
次に
②の財源ですね。これは国・県・市がそれぞれ3分の1ずつ負担することになっています。
ちなみに、市町村が負担する3分の1は『1号保険料』を利用するという点も押さえておきましょう。
③の貸付と交付に関してですが、
お金をかしてくれたり、「あげるよ」といったくれたりはするのですが、それぞれパターンがあります。
パターンは2つ。
1:保険料未納による財源不足
2:給付費増大による財源不足
この2つです。
保険料未納に対する通常の努力を行ってもなお収納不足に陥っている場合には、お金を貸してくれるのはもちろんのこと半分は交付してもらえます。
もう一つのパターンである
④の返済についてですが、
これは『次期3年の分割返済』となっています。
介護保険事業計画は3年で一期です。
市町村は3年を一期として保険給付やサービスの見込みを盛り込んだ事業計画を立てます。
2000年の介護保険から今現在で、
第7期介護保険事業計画になっています。
では例えば、今貸付を受けた場合には、いつ返済するんですか?
というと、
『次期3年で分割払い』ですから、
第7期の次の期。
つまり第8期介護保険事業計画の間に毎年返済をするということになります。
試験では、”年度末に一括”といった具合に出題されたりしますので、
意味合いと合わせて『次期3年分割返済』というキーワードを押さえておくといいかと思います。
解説は以上です。
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