
教える側には気づかない視点がある
実は経験ずみかそうでないかで、見ているものが違います。
富士山に登ったことがある方は、
当然富士山に登るときのことって、わかりますよね?
私は登ったことがないので、想像するしかありません。
どれだけリアルに想像しようとしても、
あくまでも想像です。
体験したことがない以上、どんな景色でどこにどんなものがあるのか、どんな寒さでどんな服をきていけばいいのか。
教えてもらうしか術がありません。あるいは、それに近い体験をするか。
経験者にはわかっていて、未経験者にはわからない。
教えるときには、この経験の有無に配慮することです。
わかっているものだと思って教えると、
受験生には全く違って見えているかもしれません。
経験したことない人にはどのように見えているのか。
私たち講師にとって、ケアマネ試験の合格というのは、
究極にリアルで実現可能なものです。
ですが、受験生の中には、
「私にはむりかもしれない」
そう思っている方もいるのです。
だとすると、その受験生の方にはなにを見せてあげるのか。
知識よりも先に、
名刺を作って送ってあげることかもしれない。
「介護支援専門員証を入れる額を買いなさい。」と
伝えることかもしれない。
ただ、知識を教えるのではなく、
必要に応じて受験生のところまで降りていく。
こういう視点も持てるといいですね。
といったようなことを言葉足らずで話しています。
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