【デイリーコラム】準備が第一

ケアマネ試験、暗記を諦めない

昨日は中間考査だったんだ。

いわゆる中間の模試ね。

あなたがまだ受けていないのなら、
一度受けてみるといいね。
自宅でも受けられるから、申し込みたいなら言ってね。

午前中は、試験を解いてもらって、
午後から解説会だったんだ。

参加者さんは、なんと50名。
昨年の参加者の2倍。

新しい出会いがとにかく多くて、
嬉しいね。

マスター受験指導士のメンバーも
何名か講師として参加してくれて。
わきあいあいで、楽しかったよ。

でさ。

その解説会で、くどいぐらいに。
伝えたことがあるの。

それは、
「準備をする」ということ。

問題を解く時に、やるべき準備というものがあるということだよ。

あなたは、
カレーは好き？

カレーを素手で食べるっていう人は、
この日本だと少ない。

大抵はスプーンを使う。

「さあ、食べるぞ。」と。
そうなった時には、
無意識にスプーンを持つ。

でしょ？

「いえ。私はナンにつけて食べます。」という方ならばさ。
ナンでいいよ笑

でね。

カレーを食べる時の準備というならば、
スプーンを持つ、ということになる。

じゃあさ。

問題を解く時の準備ってなに？

これは。

○○についての部分の、○○。

これをなによりもまず想像しなさい、
ということ。

これが準備だよ。

どの部分の話かわからない人もいるかもだから。
ちょっというけどね。

問題には、
”○○について正しいものはどれか、2つ選べ。”
という部分と、

設問番号がついた、
1　○○
2　○○
3　○○
4　○○
5　○○
こういう部分があるよね。

この
「○○について」のことだよ。

問題を解きにかかる前に、
この○○を連想するの。

例えば、
「居宅サービスについて正しいものはどれか」って書いてあるならば。
「居宅サービスとくればなんだっけ。」って。

「訪問介護、訪問看護とかのことだよね。」って。
「都道府県が指定するんだよな。」って。
「都道府県の権限は6個あるよな。」って。
連想する。

なんでもいいの。
あなたが知っていることなら。

考えるということが大事だからさ。

人ってさ。
ちゃんと見てるっていうでしょ。

たしかに、
目では見てる。

だけど、残らない。
意識していない。

これはどうしてかというと、
脳を通過していないから。

考えていないから

だからうっかりミスしちゃう。
読み違えたり、勘違いしたり。

してしまうの。

だから、
あらかじめ考える。
意識する。
想定する。

これが準備。

カレーでいうとスプーンを持つことだし、
トイレに行ってズボンを下ろす。

これとおんなじ。

やらないと始まらない。

オッケー？


でね。

よくさ、
本番に強いってあるでしょ？

あれね。
いつも以上の力。

これが出ているわけではない。

よくても、いつも通りどまり。

どういうことかというとさ。
いつも通りやる、っていうことがそもそも難しい。

自宅の自分の部屋のいつもの部屋のいつもの環境。
リラックスできて、集中できる。

これと真逆の世界。
本番はそういう場所だよね。

緊張、恐怖、焦り、不安のフルコース。

つまり、本領発揮することが、
まず大変ということだよ。

切羽詰った時というのはさ。

自分の悪い癖がことごとくでてしまう。

うっかり読み違うことが多い人は、やっぱり出てしまうし、
最後まで文章を読まない人は、それが出る。

良くも悪くも、
いつものやり方しかできない。

だからこそ、訓練。
これが大事なの。

○○について。
この○○をちゃんと想像する。

住所地特例について、なんだったら「対象施設3だ。」と。
居宅介護サービス計画費について、なら「居宅介護支援を使った時の10割だ。」と。

必ず連想する。

毎日毎日。
やり続ける。

あなたにとって当たり前になるまで。

いつものやり方になるまで、
やり続ける。

これが大事なんだ。

今の時点でさ。
”成績が振るわない。”

そう感じているとしても、
落ち込むことないと思うよ。

厳しいけどさ。
そんなに甘くはない。

そうそう完成に至るところまではいかないものだよ。

逆に言えばさ、
これから。

足りないところがあるのなら、伸ばせばいい。

落ち込むのは本番に取っておこう。

くよくよせずに、
もっともっと、やるの。

「ここまでこんなにやったのに。」
そんな風に思う？
まだまだ。

「あと何回やればいいんですか？」
できるまで。何回でも。

厳しいかもしれないけどさ。

本番は、あなた一人。
僕もそばにはいてあげられない。

その時に、
あなたを支えるものってさ。

あなたが覚えたもの。
あなたが解いたもの。
あなたが読んだもの。
あなたが観たもの。

あなた自身が積み上げてきたもの。

これなんだ。

まだまだ。
ここからが本番。

とことん、やり抜こう。

では、また。

アキラ