地域密着型サービスの種類は9個。漢字ばかりでとても覚えられない
地域密着型サービスというのは、保険給付事業の一つです。
保険給付事業はほかに、施設サービスや居宅サービスというものがあります。
地域密着型サービスは市町村が指定するサービスとなっており、原則市町村に住んでいる人が利用することになっています。
2000年の介護保険創設当初にはありませんでしたが、2006年に新たに作られたものです。
当時は6個でしたが、徐々に増えて現在は9個になっていますね。
9個で覚えようとするから覚えられない
地域密着型サービス9個は以下のとおりです。
- 認知症対応型通所介護
- 認知症対応型共同生活介護
- 小規模多機能型居宅介護
- 地域密着型介護老人福祉施設
- 地域密着型特定施設入居者生活介護
- 夜間対応型訪問介護
- 定期巡回・随時対応型訪問介護看護
- 看護小規模多機能型居宅介護
- 地域密着型通所介護
以上の9個です。
どうでしょうか?見るからに覚える気が失せますね。
もちろん、これをそのまま覚えろとはいいません。
4つにまで減らします。
これでどうでしょうか?
一気に減りましたね。
では、少し解説します。
地域密着型サービスは要介護の人は9個とも使えます。
まずはこの前提を覚えていてください。
そして、要支援の方が使えるものが限られています。
なので、
【要支援】の項目というのは、「要支援のひとも」使えるサービスが入ります。3個あります。
【要介護】の項目はそのまま要介護のひとしかつかえませんのでそういったサービスがはいります。3個あります。
次に【じゅうに】の項目ですが、これは2012年に追加になったサービスが入ります。2個あります。
最後に【じゅうろく】の項目ですが、これは2016年に追加になったサービスですね。1個だけです。
ここまで大丈夫ですか?
まずは、
「ようしえん、ようかいご、じゅうに、じゅうろく」と口ずさんでなじませてください。自分の言葉で自分の耳から脳に届けてください。
口が慣れるまでひたすら声に出すことが大事です。
4つに分けたものというのは、たんすをイメージしてもらうといいかと思います。
9個のものをたんすに入れる際に、4つの引き出しに分けるわけです。
上記の4つというのが引き出しにあたるわけですね。
では今からそれぞれの引き出しに入るものを覚えていきますが、
漢字だらけのキーワードで押さえるのは大変なので、
『あだ名をつけます』
【要支援】は3つ。
①認デイ
②認グル
③小多機
【要介護】も3つ。
①地密特養
②地密特定
③夜間訪問
【じゅうに】は2つ。
①定巡
②看多機
【じゅうろく】は1つ。
①地密デイ
こうなっています。
とにかくこのあだ名を口に出しまくって、このまま覚えてしまってください。
【】内の引き出しも目にいれながら、キーワードをあだ名でひたすら口にだす。
最終的に正式な名称までそらんじることができるといいのはいいですが、
正式名称を見て、あだ名が思い浮かぶ所を目標にするといいかと思います。
覚えて何の役に立つの?
例えば、本試験ではこのような問題が出題されました。
『地域密着型介護予防サービスについて正しいものはどれか。3つ選べ』と。
これを見たときにどのようなことを思い浮かべますか?
なにも浮かばないとしたらヤバイです。
この文章を見たときに思い浮かべてほしいのは、
・『地域密着型介護予防』だから要支援の人が使うもの
・要支援とくれば認デイ、認グル、小多機
・市町村が指定するサービス
このくらいは思いだせるといいです。
実際に使ってみよう
それから以下の問題を見てください。
<例題>過去問抜粋
(※複合型サービスは、現在の看護小規模多機能型居宅介護のことです。)
どうでしょうか?
解けましたか?
答えは、2と3と4ですね。
少し難易度の高いものも含まれていますが、
2と4は、地域密着型サービスではなく、地域密着型介護予防サービスだから含まれない。
が丸になりますね。
覚えていれば理解するのも早くなりますし、
なにより自信がつきます。
ぜひトライしてみてください。
では、また。
動画解説はこちら
https://youtu.be/FMou_5ms0HA
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