問題49 地域援助について 第22回試験【ケアマネ試験対策講座】

福祉サービス分野
問題49:ソーシャルワークにおける地域援助として、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1 地域の問題や多様な社会資源について評価するために地域アセスメントを行う。
2 病院の専門職で構成されたメンバーで退院促進のためのチームアプローチを行う。
3 地域におけるニーズ把握では、潜在的ニーズを掘り起こすアウトリーチを行う。
4 行政機関等のフォーマルな社会資源による地域ネットワークを構築すれば、地域課題は解決する。
5 障がい者が福祉サービスにアクセスしやすくなるよう自治体に働きかける。

解答・・・1,3,5

ソーシャルワークは3つにわけられます。
1:ミクロ・ソーシャルワーク(個別援助技術)
2:メゾ・ソーシャルワーク(集団援助技術)
3:マクロ・ソーシャルワーク(地域援助技術)
こうなっています。

ミクロは小さく、メゾは中くらい、マクロは巨大。
そんなイメージです。

今回は、マクロ・ソーシャルワークに関する問題ですね。
マクロというのは、「とても大きい」というような意味です。

地域社会における課題に働きかけを行うことで、個人の問題について解決しようとする援助方法です。

試験対策的には、
ミクロとメゾ、マクロがそれぞれ特徴的ですので、
個人を対象にしているのか、
小さな集団を対象にしているのか、
地域を対象にしているのか。

という視点で問題を見ることで正解を導くことができます。

では、問題を見ていきましょう。
1 適切である。地域の問題や多様な社会資源について評価するために、地域アセスメントを行うことは地域援助として適切ですね。

2 適切でない。これはメゾ・ソーシャルワークの範疇です。

3 適切である。アウトリーチというのは「外に手を伸ばす」という意味ですが、アウトリーチサービスとして、福祉に限らず様々な場面で用いられています。福祉においても高齢者の実態把握のために地域に出向く活動など、援助者側が被援助者側へ積極的に出向くアプローチでもあります。この設問ではこういったキーワードはあまりわからなくても、”地域におけるニーズの把握のため”という文面から、「地域っぽいな」という視点で解答に結びつけることができますね。

4 適切でない。行政機関等のフォーマルな社会資源による地域ネットワークを構築すること自体は地域援助として大事なことといえますが、後半部分があるため、適切とはいえません。

5 適切である。これも”自治体への働きかけ”というキーワードから地域援助だと判断しやすいです。

解説は以上です。

動画解説はこちら
https://youtu.be/l6–cRy22zY




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