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保健医療分野
問題41:アドバンス・ケア・プランニング(ACP)について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1 人生の最終段階において自らが望む医療・ケアについて、医療・井ケアチーム等と話し合い、共有するための取組をいう。
2 本人が死の直前になったときにのみ話し合う。
3 話し合った内容は、文書にまとめておく。
4 本人の考えより、医療・ケアチームの方針が優先される。
5 話合いは、一度だけ行えばよい。
解答・・・1,3
アドバンス・ケア・プランニングとは、自らが望む人生の最終段階における医療・ケアについて、前もって考え、医療・ケアチーム等と繰り返し話し合い共有する取組をいいます。
アドバンスケアプランニングは、リビングウィル(生前の意思表示)の相談プロセスとして有効であるとも言われています。
誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があります。命の危険が迫った状態になると、約70%の方が医療・ケアなどを自分で決めたり、望みを人に伝えたりすることが出来なくなると言われています。
そのような時に、自らが希望する医療やケアを受ける為に、
・自分が大切にしていること・望むこと。
・どこでどのような医療やケアを受けたいか。
を前もって考え、周囲の人たちと話し合い、共有します。
その話し合いは以下の3つのポイントがあります。
①話し合いの記録(話し合った内容は文書として記録され、家族や医療機関のチーム間で共有します。)
②方針決定は本人意思が基本(本人による意思決定を元に医療チームの方針決定が行われます。本人の意思確認が困難な場合、本人の推定意思を尊重)
③話し合いは繰り返し行う(時間経過や心身の状態での変化を想定)
厚生労働省においても、『人生の最終段階における医療・ケアについて』のガイドラインが策定されていますので、ご確認ください。
Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000197721.pdf
では、問題を見ていきましょう。
1 適切である。上記の解説の通りです。
2 適切でない。死の直前になると意思表示をしたくでも困難な方が多いため、あらかじめ本人の意思確認を行なうものです。
3 適切である。話し合った内容はその都度文書にし、本人を支える家族や医療チーム間で共有します。
4 適切でない。本人の意思が最優先です。
5 適切でない。時間の経過や、心身の状態変化とともに、本人の意思も変化する可能性があります。一度だけではなく、入院するたびに本人の意思確認を行ないます。
解説は以上です。
動画解説はこちら
https://youtu.be/mUJgvt0i4ws
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