問題38 インフォームドコンセントなど 第22回試験【ケアマネ試験対策講座】

第22回本試験解説

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保険医療分野
問題38:次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 インフォームド・コンセントは、治療に関わるものなので、検査には必要とされない。
2 認知機能が低下している場合には、本人への治療方法の説明は省略する。
3 指定居宅介護支援事業者は、あらかじめ、利用者又はその家族に対し、入院する場合には、担当の介護支援専門員の氏名及び連絡先を入院先に伝えるよう求めなければならない。
4 認知症高齢者では、生活や療養の場所が変わることが心身の状況に悪影響を及ぼすおそれがある。
5 入院時情報連携加算は、指定居宅介護支援事業者が、その利用者が入院した医療機関に対し、ファックス等で情報提供した場合でも算定することができる。

 

解答・・・3,4,5

1 適切でない。インフォームドコンセントとは、患者がきちんと説明を受けたうえで、同意することをいいます。
医学的な診断プロセスは、
聴取(主訴、現病歴、既往歴、家族歴)
→検査の必要性の説明、同意→検査実施→診断確定
結果・予後説明、治療説明→治療の開始
となっています。インフォームドコンセントは、検査実施の前後に行われます。
検査について、
その必要性と、検査によって生じる利益・不利益をしっかりと理解し、検査を受けるかどうかを決定します。診断後の治療でも同様、患者は自分の病気を知り、今後治療を受けるか受けないかを自己決定する権利を持っています。

2 適切でない。患者が認知機能が低下していたとしても、本人への治療方法の説明は省略できません。できる限り自己決定ができるように援助しなければなりませんね。

3 適切である。これは、2018年度改正によって人員及び運営に関する基準に付け加えられたものになります。
指定居宅介護支援事業者と入院先医療機関との早期から の連携を促進する観点から、
居宅介護支援の提供の開始に当たり、利用者等に対して、入院時に担当ケアマネジャーの氏名等を入院先医療機関に提供するよう依頼することを義務づけられました。
「入院したらケアマネはこの人ですので、なんかあったらこの人に連絡して、と言ってくださいね。」とあらかじめ利用者さんにお伝えしておきなさいということですね。

4 適切である。認知症高齢者は、環境や生活の変化に対する順応性が低く、不安や恐怖感を感じてしまいます。これが引き金となってBPSDを進行させてしまうこともあります。

5 適切である。入院時情報連携加算は、(Ⅰ)(Ⅱ)があります。両方とも利用者の入院先に対して情報提供した場合に算定できるものになります。
(Ⅰ)入院後3日以内に、利用者の必要な情報を提供した場合
(Ⅱ)入院後7日以内に、利用者の必要な情報を提供した場合
です。従来は医療機関を訪問して情報提供したか、それ以外の方法で情報提供したかで加算の単位数に差がありましたが、
2018年度の改正によって、情報提供の方法の差は問われなくなりました。FAXなどで情報提供した場合の同等に算定されます。

解説は以上です。

動画解説はこちら
https://youtu.be/uvGBmQypkpQ

 




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