第22回本試験解説
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保険医療分野
問題27:食事について適切なものはどれか。2つ選べ。
1 摂食・嚥下プロセスの先行期(認知期)は、食べ物を咀嚼する段階である。
2 摂食・嚥下プロセスの咽頭期の障害では、胃からの逆流が見られる。
3 食事の介護のアセスメントには、福祉用具専門相談員が関わることもある。
4 食事の介護のアセスメントには、利用者が調理を行なっているかどうかの確認は含まれない。
5 食事の介護のアセスメントでは、利用者の普段の活動性や睡眠状況も確認する。
解答・・・3,5
摂食・嚥下プロセスは5段階です。
1:先行期(認知期)⇒食物を認識する。
2:準備期⇒食物を咀嚼し、まとめて食塊にする。
3:口腔期⇒食塊を咽頭に送り込む。
4:咽頭期⇒気道が閉じ、食道に飲み込まれる。
5:食道期⇒食道のぜん動運動で胃へ送られる。
こうなっています。
この摂食・嚥下プロセスのどこかに問題が生じていれば、「摂食・嚥下障害」となるわけですね。
では、問題を見ていきましょう。
1 誤り。設問の記述は準備期のことをいっています。先行期(認知期)は、視覚・触覚・嗅覚で食べ物を認知する段階です。
2 誤り。設問の記述は食道期のことをいっています。食道に送り込まれた食物をぜん動運動で胃に送り込みます。その際、食道が閉じて逆流を防ぎます。ただ、ここに障害があると完全に食道を閉じることができないなどで逆流が起きます。咽頭期というのは、食物を食道に送り込む段階を指します。
3 正しい。食事の介護のアセスメントは、福祉用具専門相談員をはじめ、多職種と連携して行われます。食事介助の提供に際しては、自助具の使用等については福祉用具専門相談員と連携して行います。
他にも飲み込めるかどうか、食事姿勢が保てるか、食欲はあるか、食事内容や質は問題ないか、食事を手に入れる手段はあるか、など様々な視点でアセスメントを行います。
4 誤り。食事のアセスメントは、調理に関してもどの部分まで可能なのかも確認します。
5 正しい。食事中に傾眠する、寝ているのであれば、利用者の普段の活動性や睡眠状況の確認は必要です。しっかり覚醒していなければ、食欲がわかないし、誤嚥のリスクも高まります。
解説は以上です。
動画解説はこちら
https://youtu.be/2WdIoPWlLFI
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