第22回本試験解説
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介護支援分野
問題1:2017(平成29)年の介護保険制度改正について正しいものはどれか。3つ選べ。
1 介護医療院の創設
2 共生型サービスの創設
3 看護小規模多機能型居宅介護の創設
4 介護給付及び予防給付に係る3割負担の導入
5 介護予防訪問介護及び介護予防通所介護の介護予防・日常生活支援総合事業への移行
解答・・・1,2,4
介護保険は3年に1回見直されます。
2014年にも、2011年にも2005年にも改正が行なわれていますね。
2017年の改正の大きな柱は2つです。
1:地域包括ケアシステムの深化・推進
2:介護保険制度の持続可能性の確保
こうなっています。
1:はさらに3つ。
・保険者機能強化
・介護、医療連携
・地域共生社会
というテーマが掲げられています。
2:は2つです。
・利用者負担見直し
・介護納付金算定方法変更
それを踏まえ、
2017年における具体的改正ポイントは次の通りです。
・市町村による自立支援施策取り組み支援&交付金
・介護医療院創設
・共生型サービスの創設
・第1号被保険者の利用者負担引き上げ(3割)
・2号保険料の額を総報酬割に変更
こうなっていますね。
では
問題をみてみましょう。
1 正しい。介護医療院の創設は2017年改正にて行なわれました。
2 正しい。共生型サービスは2017年改正にて行なわれました。共生型サービスというのは、障害福祉サービスや児童福祉サービスを提供している事業者でも介護保険サービスを提供できるようにするものです。障害者の高齢化に伴って、障害サービスと介護保険サービスとの連携が難しいことや、介護保険の被保険者となることで今まで使っていたサービス事業者が使えないといった問題を改善するために作られました。
3 誤り。看護小規模多機能型居宅介護が創設されたのは、2011年改正のときです。
4 正しい。元々は、介護サービスを利用した場合の利用者負担は1割負担のみでしたが、2015年8月に所得の高い方に対して2割負担が導入されました。そして、2018年8月からその2割負担の方の中からさらに所得の高い方。現役並みの所得の方に対して3割負担が導入されました。
5 誤り。介護予防訪問介護及び介護予防通所介護が地域支援事業へ移行したのは、2014年改正のときです。
よって、この問題の正解は、1と2と4となります。
動画解説はこちら
https://youtu.be/h9MrdgKbJQc
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