ケアマネ受験対策講座
介護支援分野
第21回本試験
問題55 夜間対応型訪問介護について正しいものはどれか。3つ選べ。
1 緊急時の連絡体制を確保し、日中においてオペレーションセンターサービスを行う等の要件を満たす場合は、24時間通報対応加算を算定できる。
2 定期巡回サービスを行う訪問介護員等は、サービスを提供する時間帯を通じて専従で1人以上配置しなければならない。
3 事業者は、利用者からの苦情に関して市町村等が派遣する者が相談及び援助を行う事業に協力するよう努めなければならない。
4 随時訪問サービスにおいて、オペレーションセンター従業者は、一月ないし三月に1回程度利用者宅を訪問しなければならない。
5 利用者が短期入所生活介護を受けている間も、夜間対応型訪問介護費を算定できる。
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解答・・・1,3,4
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夜間対応型訪問介護(以下、夜間訪問)は、地域密着型サービスの一つですね。
要介護者さん向けのものになります。
夜間訪問は、次にあげる3つのサービスを提供しています。
夜間訪問 提供サービス3
1:定期巡回サービス
2:オペレーションセンターサービス
3:随時訪問サービス
この3つですね。
オペレーションセンターサービスを行うにあたっては、
オペレーターという人が配置され、
ケアコール端末による通報に随時対応します。
このオペレーターになれるのは、
医療系資格では、医師、保健師、看護師(准看護師)
福祉系資格では、社会福祉士、ケアマネ、介護福祉士
こうなっていますね。
夜間訪問は主に夜間にサービス提供します。
そして、そのサービス提供時間については、
事業所が設定可能となっています。
ただし、必ず22時〜6時は提供時間に含まなければなりません。
では、設問を見ていきましょう。
1:正しい。設問の通りです。夜間だけでなく日中のオペレーションサービスも行うことにより算定可能です。24時間体制をとったらもらえる加算ですね。
2:誤り。夜間訪問では、
オペレーションセンター従業者(オペレーター、面接相談員)
定期巡回サービスの訪問介護員等
随時訪問サービスの訪問介護員等
それぞれ、配置する必要があります。
定期巡回サービスを行う訪問介護員等は、
交通事情、訪問頻度等を勘案し、利用者に適切に定期巡回サービスを提供するために必要な数以上
と定められています。
随時訪問サービスを行う訪問介護員等は、
提供時間帯を通じ専従で1以上は1すること、
とされており、利用者の処遇に支障がなければ、
定期巡回サービスに従事することができます。
こう決められています。
設問の説明は、
随時訪問サービスの訪問介護員の説明になりますね。
3:正しい。運営基準に規定されています。
4:正しい。基本取扱方針において、定められています。
5:誤り。短期入所生活介護を受けている間は、夜間対応型訪問介護費の算定はできません。
地域密着型特養や地域密着型特定施設、認知症GH利用時などにも算定はできませんね。
解説は以上です。
音声解説はこちら:
http://kbsakura.site/Pv0lxj6M.mp3
インデックスカード暗記
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表
夜間訪問 提供サ〜ビス3
裏
1:定期巡回
2:オペレーションセンター
3:随時訪問
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表
夜間訪問 人員基準
裏
オペレーションセンター従業者
定期巡回サービス訪問介護員
随時対応サービス訪問介護員
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表
オペレーター
裏
医療系→医師、保健師、看護師(准)
福祉系→社会福祉士、ケアマネ、介護福祉士
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表
オペレーションセンター従業者
裏
オペレーター
面接相談員
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表
定期巡回サービス 訪問介護員
裏
適切必要数
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表
随時訪問サービス 訪問介護員
裏
提供時間内1人以上
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