【ケアマネ受験対策講座】第21回問題43

ケアマネ受験対策講座
介護支援分野

第21回本試験
問題43 通所リハビリテーションについて正しいものはどれか。3つ選べ。

1 主治の医師が必要と認めた居宅要介護者に、理学療法、作業療法その他必要なリハビリテーションを提供する。
2 若年性認知症患者は、通所リハビリテーションの対象とならない。
3 IADLの維持・回復は、通所リハビリテーションの対象とならない。
4 リハビリテーションマネジメント加算は、SPDCAサイクルの構築を通じて、多職種協働によりリハビリテーションの質の管理を行うことを目的としている。
5 介護老人保健施設における通所リハビリテーションの人員基準では、常勤の医師を1人以上置かなければならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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解答・・・1,4,5
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通所リハビリテーションというのは、
いわゆるデイケアですね。
医療系のデイサービスです。

診療所や病院、介護老人保健施設、介護医療院が提供するものですね。
これらの事業所は、
通所リハビリテーションを、

都道府県に指定申請をしなくても、
指定を受けたとみなされてサービスを提供することが可能です。

これを「みなし指定」といいますね。

通所リハビリテーションの目的は、
利用者さんの生活の質の向上です。
QOLの向上ですね。

どのようなことをして、QOLを提供するかというと、
>心身機能の維持回復
>ADL、IADLの維持回復
>口腔嚥下機能の維持回復
>社会関係能力の維持回復
>栄養改善
このようなことを目的にサービス提供を行います。

通所リハビリの事業所では、
>医師(常勤)1人以上
>理学療法士、作業療法士、言語聴覚士または看護職員もしくは介護職員を必要数、
>リハビリ提供を行う理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を利用者100人につき1人以上
配置することとされています。

このような方が上記のような目的で
サービス提供を行うわけですね。

では、設問を見ていきましょう。

1:正しい。通所リハは、医療系サービスです。
サービスをケアプランに位置付けるためには、
主治医の指示が必要ですね。

2:誤り。通所リハビリテーションの対象者は、要介護1以上の方で、主治医の指示をもらった方ですね。
若年性認知症だからといって利用できない理由はありません。
逆に若年性認知症の方を受け入れることで、
若年性認知症利用者受入加算の算定対象になりますね。

ちなみに、要支援の方は通所リハを使えますか?
これは、
使えません。

要支援の方が使えるのは、
「介護予防通所リハビリテーション」ですね。

3:誤り。通所リハの目的の一つに、
ADL、IADLの維持回復があります。
通所リハビリの重要な目的の一つですね。

4:正しい。リハビリテーションマネジメントの基本的な考え方として、
「リハビリテーションマネジメントは、SPDCAのサイクルの構築を通じて、心身機能、活動および参加について、バランス良くアプローチするリハビリテーションが提供できているかを継続的に管理することによって、質の高いリハビリテーションの提供を目指すものである」と提示されています。

5:正しい。通所リハビリの人員基準に、
常勤の医師を1人以上配置することとされています。
ちなみに、病院や診療所併設の老健などでは、その病院や診療所の常勤医との兼務も認められています。

解説は以上です。

音声解説はこちら:
http://kbsakura.site/W5v8jzyL.mp3

インデックスカード暗記
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居宅サービス 医療系5


1:訪問看護
2:訪問リハ
3:通所リハ
4:短期入所療養介護
5:居宅療養管理指導
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医療系サービス ケアプラン位置付け 要件


主治医指示
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通所リハ みなし指定


診療所・病院
老健
介護医療院
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