【ケアマネ受験対策講座】第21回問題42

ケアマネ受験対策講座
介護支援分野

第21回本試験
問題42 看護小規模多機能型居宅介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1 看護小規模多機能型居宅介護とは、居宅要介護者に訪問看護と小規模多機能型居宅介護を組み合わせて提供するサービスのことをいう。
2 開設にあたっては、都道府県に対して事業所の指定申請を行う。
3 医療ニーズの高い高齢者の利用が想定されているので、要支援者は利用できない。
4 管理者としての要件は、事業所などで3年以上認知症ケアに従事した経験と、厚生労働大臣が定める研修の修了に限定される。
5 登録者の居宅における生活を継続するための指定看護小規模多機能型居宅介護の提供体制を強化した場合は、訪問体制強化加算として所定単位を加算できる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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解答・・・1,3,5
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看護小規模多機能型居宅介護(以下、看多機)は、
>訪問サービス
>通いサービス
>泊まりサービス
>訪問看護サービス
これらのサービスを提供する事業者です。

地域密着型サービスの1つですね。
地域密着型サービスは、2006年にできましたが、
その時には看多機はありませんでした。

2012年に定巡と併せて、
追加になったものになります。

地域密着型サービスは9個ありますが、
このうち、要支援のかたも使えるサービスは、

認デイ
認グル
小多機
のみになりますね。

看多機は、要介護者のみが利用できます。

では、設問を見ていきましょう。

1:正しい。小規模多機能型居宅介護は、訪問サービス、通いサービス、泊まりサービスの3つのサービスを提供するものです。
これに訪問看護がくっついたのが、看多機になります。

2:誤り。看多機は。地密サービスの一つです。
地密サービスの指定や指定の更新、効力の停止など、
権限の行使を行うことができるのは、

市町村になりますね。
ですので、指定申請も市町村に行わなければなりません。

3:正しい。
看多機は2012年に創設されました。
このサービスは、
>退院直後の在宅生活へのスムーズな移行
>がん末期等の看取り期、病状不安定期における在宅生活の継続
>家族に対するレスパイトケア
といったニーズの方が利用できることを目的に創設されています。

そのため、比較的しっかりした方が多い要支援の方は、
利用対象としていません。

ちなみに、
地密サービス9個のうち、
要支援の方が利用可能なものは、3つだけです。

認デイ
認グル
小多機
のみですね。

4:誤り。小多機の管理者要件であれば、これで大丈夫ですが、
看多機の管理者は、
この設問の要件を満たすか、保健師もしくは看護師であれば良いとなっています。
常勤専従でなければなりませんが、管理上問題なければ、同一事業所や併設事業所の業務を行うことができます。

5:正しい。訪問体制強化加算は、もともと小多機にはありましたが、
看多機では、2018年に新たに創設された加算になります。
訪問体制強化加算の算定要件は、
以下の全てを満たすこととなっています。
>訪問サービスの提供の常勤従業者を2名以上配置していること
>全登録者に対する月の訪問回数が一定以上であること
となっていますね。

解説は以上です。

音声解説はこちら:
http://kbsakura.site/m8zsTcwm.mp3

インデックスカード暗記
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看多機 サービス4


1:訪問
2:通い
3:泊まり
4:訪問看護
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看多機 指定権限


市町村長
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看多機 利用対象者


要介護者
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看多機 管理者要件2


1:認知症ケア経験3年以上&所定研修修了
2:保健師または看護師
(1か2いずれか)
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