ケアマネ受験対策講座
介護支援分野
第21回本試験
問題40 定期巡回・随時対応型訪問介護看護について適切なものはどれか。3つ選べ。
1 居宅で生活している要支援者も利用できる。
2 心身の機能の維持回復を果たす。
3 随時訪問サービスは、随時の通報からおおむね30分以内に居宅に駆けつけられる体制確保に努めなければならない。
4 介護・医療連携推進会議の会議記録は、守秘義務の観点から公表してはならない。
5 苦情処理では、苦情の内容を記録しなければならない。
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解答・・・2,3,5
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1:適切でない。定期巡回随時対応型訪問介護看護(以下、定巡)は、要介護者の方が利用できます。
要支援の方は、利用できません。
定巡は、地域密着型サービスの1つです。
地域密着型サービスは9個です。
1:認知症対応型通所介護(認デイ)
2:認知症対応型共同生活介護(認グル)
3:小規模多機能型居宅介護(小多機)
4:夜間対応型訪問介護(夜間訪問)
5:地域密着型介護老人福祉施設(地密特養)
6:地域密着型特定施設(地密特定)
7:定期巡回・随時対応型訪問介護看護(定巡)
8:看護小規模多機能型居宅介護(看多機)
9:地域密着型通初夏以後(地密デイ)
こうなっています。
そして、
地域密着型サービスの中でも。
要支援者さんが使えるもののことを、
地域密着型介護予防サービスといいます。
これは3つだけです。
地域密着型介護予防サービス3
1:(介護予防)認知症対応型通所介護
2:(介護予防)認知症対応型共同生活介護
3:(介護予防)小規模多機能型居宅介護
この3つですね。
定巡は、含まれません。
2:適切である。定巡は、4つのサービスでできています。
>定期巡回サービス
>随時対応サービス
>随時訪問サービス
>訪問看護サービス
こうなっています。
このサービスを提供するにあたって、
定期巡回・随時対応型訪問介護看護の基本方針が、
以下のように定められています。
「指定地域密着型サービスに該当する定期巡回・随時対応型訪問介護看護の事業は、要介護状態となった場合においても、その利用者が尊厳を保持し、可能な限りその居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、定期的な巡回又は随時通報によりその者の居宅を訪問し、入浴、排泄、食事等の介護、日常生活上の緊急時の対応その他の安心してその居宅において生活を送ることができるようにするための援助を行うとともに、その療養生活を支援し、心身の機能の維持回復を目指すものでなければならない。」
と規定されていますね。
3:適切である。定巡とくれば、
4つのサービスです。
定期巡回サービス、随時対応サービス、随時訪問サービス、訪問看護サービスです。
定期巡回サービスというのは、
訪問介護員等が定期的に居宅を巡回し、日常生活上の世話などを行うサービスです。
随時対応サービスというのは、
あらかじめ利用者の心身の状況や環境等を把握した上で、随時利用者や家族等からの通報により、訪問の必要性など必要な援助についての要否を判断するサービスです。
随時訪問サービスというのは、
随時対応サービスによって訪問が必要となった場合に、訪問介護員等が利用者の居宅へ行き、日常生活上の世話等を行うものです。
これは、通報があってから30分以内に駆けつけられるような体制の確保に努めなければなりません。
4:適切でない。定巡は、6ヶ月に1回、介護・医療連携推進会議を開催しなければなりません。
その会議は、
利用者、利用者の家族、地域住民の代表、地域の医療関係者、事業所が所在する市町村職員や事業所の管轄の地域包括支援センター職員、定期巡回・随時対応型訪問介護看護について知見を有する者などで構成され、
サービスの提供状況の報告を行い、評価を受けたり、
必要な要望や助言を聞くことになっています。
そしてその報告内容や、評価、要望、助言等は記録し、公表することとされていますね。
5:適切である。定期巡回・随時対応型訪問介護看護の事業者は、提供したサービスに係る苦情に対して、迅速かつ適切に対応するために、苦情対応窓口の設置などの措置を講じることとなっています。
そして、その苦情の内容は記録しなければなりませんね。
その記録は完結の日から2年は保管しておかなければなりません。
これは、定巡に限らずいずれの事業者においても必要ですね。
解説は以上です。
音声解説はこちら:
http://kbsakura.site/5ythOiIf.mp3
インデックスカード暗記
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表
定巡 サービス4
裏
1:定期巡回
2:随時対応
3:随時訪問
4:訪問看護
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表
地域密着型サービス9
裏
1:認デイ
2:認グル
3:小多機
4:夜間訪問
5:地密特養
6:地密特定
7:定巡
8:看多機
9:地密デイ
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表
地域密着型介護予防サービス3
裏
1:介護予防認デイ
2:介護予防認グル
3:介護予防小多機
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表
随時訪問サービス 訪問範囲
裏
30分以内体制確保
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表
介護・医療連携推進会議 開催頻度
裏
6ヶ月に1回
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