ケアマネ受験対策講座
介護支援分野
第21回本試験
問題35 在宅で行われる呼吸管理について正しいものはどれか。3つ選べ。
1 ネブライザーで吸入薬を用いる際に副作用と思われる症状が見られた場合には、吸入を中止して医療者に報告する。
2 在宅酸素療法を受けている利用者が息苦しさを訴えた場合には、医師の指示の有無にかかわらず、酸素流量を増やす。
3 在宅酸素療法を実施している場合には、定期的にバッテリーの充電状態を確認する。
4 人工呼吸器を使用する場合には、緊急時の対応方法や連絡先を確認しておく。
5 痰の吸引器は、介護保険の給付の対象となる。
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解答・・・1,3,4
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1:正しい。ネブライザーというのは、吸入器ですね。
ぜんそく発作による呼吸苦が出たときなどは、
すぐに効果が出る発作治療薬を使用して発作を鎮めます。
吸入器は即効性があり、発作時に呼吸をすぐに楽にしてくれます。
発作治療薬は、良い効果もあれば、
悪い効果である副作用もあります。
もちろん、
副作用が出た場合には、すぐに使用を中止し医療者に報告し、
指示を仰ぐ必要がありますね。
2:誤り。在宅酸素療法は、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の方などが、在宅で高密度の酸素を投与することです。
肺気腫や慢性気管支炎といった、COPDに罹患している人は、
慢性的に呼吸苦や息切れなどがあり、
それによる運動不足や栄養不良などもひきおこすため、
身体機能が低下するリスクがあります。
在宅酸素は、その息苦しさを軽減し、生活の質の改善を目指すものです。
在宅酸素を始めるにあたっては、医師の指示のもと、酸素吸入機器を設置し、酸素流入量も医師の指示に従います。
自己判断で流量を変更したりすると危険なので、
必ず、医師の指示のもとで行うことになっています。
3:正しい。酸素流入器を使用している際に、充電が切れることで
酸素吸入が必要な時に、できないという危険がありますので、
定期的にバッテリーのチェックが必要です。
さらに、停電などの災害時には、酸素ボンベに切り替えることになっています。
4:正しい。人工呼吸器は、自力で呼吸ができない方に使用する装置です。万一の不具合や急変、アラームの作動などさまざまな異常時のために、
緊急対応の方法や、どこに連絡するのかなどをあらかじめ決めておく必要があります。
5:誤り。痰の吸引器は、介護保険の対象とはなっていません。
介護保険の対象となっている福祉用具は以下の通りです。
福祉用具貸与13
1:車椅子
2:車椅子付属品
3:歩行器
4:歩行補助杖
5:特殊寝台
6:特殊寝台付属品
7:床ずれ防止用具
8:体位変換器
9:手すり
10:スロープ
11:認知症老人徘徊感知機器
12:移動用リフト
13:自動排泄処理装置
こうなっています。
福祉用具購入5
1:簡易浴槽
2:入浴補助用具
3:腰掛便座
4:移動用リフトの吊り具
5:自動排泄処理装置の交換可能部品
こうですね。
これらの用具が皆保険対象のものになります。
解説は以上です。
音声解説はこちら:
http://kbsakura.site/pGQNp9kZ.mp3
インデックスカード暗記
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表
福祉用具貸与13
裏
1:車椅子
2:車椅子付属品
3:歩行器
4:歩行補助杖
5:特殊寝台
6:特殊寝台付属品
7:床ずれ防止用具
8:体位変換器
9:手すり
10:スロープ
11:認知症老人徘徊感知機器
12:移動用リフト
13:自動排泄処理装置
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表
福祉用具購入5
裏
1:簡易浴槽
2:入浴補助用具
3:腰掛便座
4:移動用リフトの吊り具
5:自動排泄処理装置の交換可能部品
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