【ケアマネ受験対策講座】第21回問題25

ケアマネ受験対策講座
介護支援分野

第21回本試験
問題25 Aさん(80歳、女性、変形性膝関節症、要介護1)は、週2回介護保険の訪問介護で買い物と掃除を利用し、一人暮らしをしていたが、息子が来月から同居することになった。Aさんは、「息子は精神的に弱い面があり、仕事をしながら私の世話をするのは無理だ。」と言って、現在利用している訪問介護の継続を希望している。介護支援専門員の当面の対応として、より適切なものはどれk。2つ選べ。

1 一人暮らしではなくなるため、訪問介護の対象外となることをAさんに伝える。
2 訪問介護が受けられなくなっても自分でできるように、住宅改修を提案する。
3 息子に対して、Aさんに必要な援助ができる状況かを確認する。
4 Aさんの希望通り、同居後も今までのサービスを継続することを約束する。
5 改めてアセスメントを行う必要があることをAさんに伝える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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解答・・・3,5
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事例問題です。
独居生活を送っていたAさんが、息子さんと同居することになり、
いろんな不安を介護支援専門員に伝えている状況ですね。
息子さんとなにか話したかどうかは、本文からはまだ不明ですね。

1:適切でない。一人暮らしではない、というだけで生活援助が使えないわけではありません。
確かに、一人暮らしあるいは、同居の家族が障害や疾病等の理由により家事を行うことが困難な場合、
この時に生活援助を利用することができます。

ですが、同居家族がいるからという理由で、生活援助を使えない、
としてしまうことで、利用者さんにとって不利益が生じることもあります。

ですので、家族が障害や疾病ではないが高齢などで筋力低下がありできない家事があったり、家族が介護疲れになっていたり、
日中に一人になる状況で生活に支障がある場合など。

アセスメントを行なった上で、必要性の有無についてよく検討がなされれば利用できます。

この設問のように、一人暮らしでなくなったため、訪問介護の対象外と伝えるのは、適切ではありませんね。

2:適切でない。訪問介護がうけられないと決まったわけでもないですし、そもそも息子さんが本人についてどのように考えているのか、どの程度介護に対する力があるのかなど、
確認すべき点は多く残っていますね。
この時点で、いきなり住宅改修を提案するのは適切とは言えませんね。

3:適切である。息子さんの仕事の状況、ご本人に対する思い、介護に対する考え方、実際の能力等、確認すべき点はいくつもありますね。息子さんと会って、援助ができる状況かを確認するのは適切と言えますね。

4:適切でない。設問1の通り、同居であることにより生活援助が全く受けられないわけではないが、かといって今まで通りのサービスが受けられるかどうかも現時点でははっきりしていませんね。
この時点で、サービス継続を約束するのは適切とは言えませんね。

5:適切である。一人暮らしの時とは生活状況が変わります。
同居の家族として、息子さんがご本人とどう関わるのか、
本人に対してどのように思っているのか、仕事の状況や介護力など、アセスメントを行う必要性は十分にありますね。

解説は以上です。

音声解説はこちら:
http://kbsakura.site/pQkYqOAY.mp3

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